コラム
仕事で煮詰まったら、青山ブックセンターを散歩しよう

シェアオフィスABBOCC(アボック)表参道 運営チームの有賀です。
集中して仕事をしていると行き詰まるというか煮詰まってしまう時があります。
私はそのような時は、本屋をぶらぶらしながら、気分転換をしたり、目についた本を手に取ってみて専門と関係の無い書籍から意外なアイデアやヒントを貰ったりするのが、好きです。
シェアオフィスABBOCC(アボック)表参道は新刊書店の青山ブックセンターに隣接して運営しています。
青山ブックセンターは、ちょっと変わった書店です。一見すると普通の書店ですが、入ってすぐの平置きのコーナーに「あれ、他の書店ではあまりみないかも」という本が置いてあったりします。「売れている本より、売りたい本を置いている」という感じです。
そんな青山ブックセンターは、「散歩をする」にはちょうどよいお店です。
店舗の広さがちょうど良い
青山ブックセンターは、広さがちょうど良いです。坪数でいうと250坪位です。駅なかの書店は30坪、50坪位が多いです。丸善書店などの超大型書店は数百坪、1000坪といった大きさのところもあります。青山ブックセンターは小さすぎず、大きすぎずといったところです。散歩するのに、ちょうど良いです。
小さいと、最新の本を中心とした品ぞろえで新しい出会いや発見はなかなかありません。少し物足りないです。一方大きすぎると、休日であれば時間をたっぷりつかって楽しく過ごせるのですが、平日には広すぎて回り切れません。青山ブックセンターはお昼休みにぶらぶらするにもちょうど良い大きさなのです。
場所は青山学院大学の向かい
青山ブックセンターの場所は、駅伝でも有名な青山学院大学の向かいです。国連大学の建物の裏手になります。表通りからは数十メートル入っていきます。突き当りにエスカレータがあり、建物が中庭を囲むように作られた地下2階にあたるフロアまで下っていきます。開放感があるので地下という意識はありませんが、変わった場所に店舗があります。
青山学院大学に通う学生の方でも、青山ブックセンターの存在を知らない方がいらっしゃるかもしれません。出店の仕事をする方であれば、隠れ家的な立地と思うかもしれません。
店内のご紹介
エスカレータを下りながら、青山ブックセンターの顔となるスペースを見ると、出版された書籍の広告スペースがあります。お店でイベントをしている本であったり、特に推している本で使っていることが多いようです。
入口を入ると、洋雑誌のコーナーと平置きやフェアを行っている棚があります。
青山ブックセンター店内のレイアウトは、店舗手前にビジネス・旅行・コミックなどが並び、中央に文芸書・文庫・哲学・美術など、奥にデザイン・建築・ライフスタイル・児童書などが並びます。
私がお勧めするのは、デザイン、建築、児童書など店舗の奥のコーナーです。
デザインコーナーには、クリエイティブな仕事をしている人以外でもヒントになることが多い本があります。図やグラフをデザインして伝えるインフォグラフィックの本などは、とても自分できるものではありませんが、プレゼン資料を作るときにちょっとだけ真似してみたりできます。
「デザイナーは、クライアントの意思や伝えたいことを読み取って形にするのが仕事」と会社の店舗設計のデザイナーが言っていました。「自分のやりたいことを表現するのはアート」なのだと。だからなのか、デザイン関連の書籍は、専門外の人間が読んでも勉強になることがたくさんあります。

建築コーナーには、中古書籍も置いてあります。インテリアの書籍は、部屋に置いておくだけでかっこいいのではなどと思いながら手にとったりします。
大きさがちょうど良いと書きましたが、置いてある本も「建物見るのが好き」「インテリアにちょっと興味あり」程度の私がみても楽しい本がたくさんあって、ちょうど良いです。

児童書、絵本のコーナーは、書店によっては子供とお母さん以外は立ち入りづらい雰囲気になっているところも多いです。青山ブックセンターでは、児童書のコーナーにも棚の続きで自然に歩いて、手に取れます。結構大人がみても素敵な絵本は多いです。

他には、映画などのコーナーでは、脚本の書き方の本が面白かったりします。
ヒット作には、黄金のワンパターンのような定型があって、挫折と挑戦と克服といったステップを越えて成功にたどり着くようなことが書かれていました。仕事で人財育成をするなかで、やはり同様のステップを踏んで人が成長するのを何度も見ていたので、脚本の本でも仕事の視点で読めたりします。
店内をうろうろと歩き、本を手に取っていきますが、散歩の最後は、仕事のことを忘れないようにビジネスのコーナーを歩きます。題名で気になった本をパラパラみて、たまに購入してシェアオフィスABBOCC(アボック)表参道に戻ります。
働く場所のすぐ横に本屋があるのは、贅沢な環境です。シェアオフィスABBOCC(アボック)表参道を企画する際に、「本屋のなかで働きたい!!」というお声を頂きました。店内スペースの問題で、これは実現できませんでしたが、「隣」でもすぐに行けますので、本屋好きには楽しいです。
青山学院大学の向かいで、書店の隣に位置する、シェアオフィスABBOCC(アボック)表参道を、是非ご利用ください。