コラム

外回り営業マンはカフェ代がかかる!カフェを卒業したいテレワーク難民へ、シェアオフィス利用のススメ

吸音素材でできたテレフォンブース

シェアオフィスABBOCC(アボック)表参道 運営チームの有賀です。

私たちが所属するブックオフコーポレーション株式会社の社員の多くは、店舗に勤務しています。しかし、中には私のように外回りを中心に活動する社員もいます。

そんなメンバーは、大概「カフェ代」が掛かっています。会社によるかもしれませんが、仕事をしていたからといって、商談で利用した時以外は経費で精算するのは、難しいです。実はかなり負担だったりします。

カフェ以外だと、とにかく早くメールを返さないといけない場合などは、駅のホームのベンチを利用したりもしますが、これは季節によってはつらいです。電車で座れた場合も貴重な仕事時間です。ただ、覗き込みを防止するシートをモニター部分につけてはいますが、たまに横目で見ている隣席の方もいて、結構気を使います。

シェアオフィスABBOCC(アボック)表参道の運営チームの内、3名は外回りをしているメンバーです。シェアオフィスABBOCC(アボック)表参道を作った理由の一つは、我々や我々のような外回りで仕事をする人が、快適に仕事ができる場所を作ることでした。

カフェで仕事をする上でのボトルネックとは

色々なカフェを利用してきましたが、苦労することがいくつかあります。もちろんカフェは、珈琲を飲むところであって、仕事をするための場所ではないので仕方がないのですが。

電源が確保できるか

まずは、電源です。電源がそもそもない店舗、あってもごく一部の場所に限られる店舗がほとんどです。なかには、電源のある場所は窓際のハイチェアで、やたら狭い区画に設定されていることもあります。家の近くのカフェは、椅子と椅子の間に電源が一つあります。座れても電源が使えないことや、隣の方が早く電源をあけて欲しい気配を発している場合もあります。一度だけ、コンセントの差し込み口を複数にするコンセントタップを持参している方がいて「コンセント一緒に使わせてください」と言われたことがあります。達人ですね。

シェアオフィスABBOCC(アボック)表参道を作る上で、コンセントに複数の差し込み口のある電源タップを用意したのは、このような理由からです。

複数の差し込み口のある電源タップ
複数の差し込み口のある電源タップを各席に配置し、貸出用のスマートフォン用充電ケーブルも用意

Wi-Fi環境が整っているか

2つ目は、Wi-Fiです。パスワード設定もないフリーのWi-Fiを使うことは、社内のルールで禁止もされているため、スマホのテザリング機能を使ったりしますが、スマホの電池消費が激しく、電話を掛ける際に電池切れになったりすることがあります。

シェアオフィスやコワーキングスペースで、Wi-Fiが使えないところはありませんので、ここもシェアオフィスABBOCC(アボック)表参道を作る上で、まずは設置を決めました。

シェアオフィスABBOCC表参道にはWi-Fiを設置
シェアオフィスABBOCC(アボック)表参道では、セキュリティに配慮したWi-Fiを設置

デスク・テーブルのサイズは十分か

3つ目は、机のサイズです。ハイチェアを使うような高さのある机は論外ですが、カフェテーブルはだいたい狭いです。ノートPCを広げると左右にはほとんどスペースはありません。メールを返したりする位なら支障はないのですが、紙の資料をみたり、メモをとったり、サブモニターを使ったり、スマホで調べたりを同時にしながらだと、非常に使いづらいです。

一般的なオフィスデスクは120センチの幅と70センチの奥行です。これくらいあると書類を広げても、余裕をもって働けます。めったに座らない会社のデスクに座ると「やっぱり使いやすいな」と思います。

シェアオフィスABBOCC(アボック)表参道は、元々が別の場所に統合されたIT関連の部署が使っていたため、120センチ幅のオフィスデスクと座り心地の良いオフィスチェアがありましたので、転用することができました。

見学のために、他のシェアオフィスやコワーキングを利用することがありますが、カフェ風に作られているところが結構あります。確かにちょっと気分が良いですが、やはり狭いです。また、途中で「これならカフェでも良いのではないか」と思ったりもします。

シェアオフィスABBOCC表参道のデスクとワークチェア
シェアオフィスABBOCC(アボック)表参道のオフィスデスクは、ノートPCとモニター、スマホを置いても広々と作業できる

電話・Web会議が行えるか

4つ目は、電話やWeb会議を行えるかです。同僚の一人は、テレワークで近所のカフェを仕事場にし、Web会議を繰り返し行っていた結果、お店から出入り禁止になったそうです。カフェで電話をするのはマナー違反と考える方も多くおられます。仕事で使っている方ばかりという店舗もありますが、珈琲を飲みながら会話を楽しまれている方がメインなので、堂々と行えることではありません。

また、このような使い方だと長時間の利用になることがあります。カフェの売上を決める客数は、客席の回転数で算出されますので、一杯の珈琲で長時間居られることは、営業妨害に近いことでしょう。

私は、営業訪問と営業訪問の間が短い場合は良いのですが、長い場合は違うカフェに移動したりすることもありました。

シェアオフィスABBOCC(アボック)表参道では、各席で静かな声で行う時は自席で電話とWeb会議を行えるようにしています。また、吸音素材でできたテレフォンブースも2つ設置しました。

吸音素材でできたテレフォンブース
シェアオフィスABBOCC(アボック)表参道には、吸音素材でできたテレフォンブースを2つ設置

ロッカーが使えるか 

最後に、トイレに行く際の荷物の管理という問題があります。カフェでトイレに行く場合は、最悪取られても大丈夫な書籍などを残して、ノートパソコン、財布、スマホと貴重品はすべて持ってトイレに行っています。帰るのか思いきや、大荷物でトイレにいくという姿を店員はどう見ているのだろうなどと考えながら行きます。

シェアオフィスABBOCC(アボック)表参道では、月額会員の方には、オプションとして専有できるロッカーを用意しています。こちらは、契約次第で郵便を受けることもできます。また、それ以外でも、お昼ご飯を食べに行く、買いに行くなどで外出をされる際に荷物を入れることができる無料の小型ロッカーも設置しました。

まだ、スタートしたばかりのシェアオフィスABBOCC(アボック)表参道ですが、少しずつご利用者様の声を聞いて、改善をしていきたいと考えています。